【Salesforce】データを間違って削除してしまった場合は、workbenchなら一括で復元できるよ!

Salesforceでは、削除したデータはいったんごみ箱へ格納されます。

 

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irodoruhito.hatenablog.com

 

ごみ箱から復元することもできますが、データ数が多いときは大変ですね。

そんな時は Workbench を使って、一括で復元することが出来るんです。

 

まずは復元したいデータを、データローダでエクスポートしましょう。

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Export All機能を利用すると、削除したデータもcsvファイルへエクスポートすることが出来ます。

 

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「Select a fields」を選択し、対象のオブジェクトのすべての項目を抽出しましょう。

抽出条件は、「IsDelected equals true(削除済)」を選択しました。

 

csvファイルが抽出出来たら、Workbenchへアクセスします。

https://workbench.developerforce.com/login.php

 

EnvironmentでProduction(本番)かSandboxかを選択します。

API Versionはデフォルト(おそらく最新)のままでいいと思います。

 

ログインすると、、、

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 メニューバーが表示されます。

「data」「Undelete」を選択しましょう。

 

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「From File」を選択し、ファイル選択ボタンから先ほどデータローダで抽出したcsvファイルを選択し、「Next」ボタンをクリック。

 

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ここで、Mappingキーを選択します。

デフォルトはIDとなっているので、おそらくそのままでいいと思います。

「Map Fields」ボタンをクリック。

 

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「Confilm Field」ボタンをクリック。

 

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復元完了!

 

Salesforceで確認してみます。

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 削除されていたはずの2件の取引先データが復元されていますね。

 

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取引先に関連していた取引先責任者レコードも復元されています。

 

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取引先内で自己参照を設定していたのですが、そちらのリレーションも復元しています。

 

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最終更新日時が更新されています。

 

親データを復元すれば、子データも一気に復元出来るので、とても便利な機能です。

うっかりデータを削除してしまった際は、ぜひお使いください!